NPO茶道鎮信流第十五期会員総会
事務局 福岡支部 泰松 久美子
 NPO茶道鎮信流第十五期会員総会が、11月21日(土)ホテルオークラにて26名の出席を以って開催されました。(会員29名中3名欠席)
 
 ご宗家さまより平成26年度事業報告がなされました。一部抜粋させていただきます。
「茶道が武人にとり禅的な精神修養の好適な一手段として重要であったということは、基本的な人間としての諸条件を共有する現代人に、又将来の人々にも人間というものの本性が変わらない限り有効な人間形成のための手段となり得る、否、社会が昔日と比べ極めて複雑化し真の人間性が埋没しがちな現代により必要なものである、という考えに立ち、人の内面性により重点を置いた茶道を目指して活動を続けています。これはすなわち、より唯物的な活動、すなわち大規模な茶会などより平常の稽古の内にこそ茶道の重要性がある、ということであり、本年度もその論理に従い各支部活動を致しました。」以上ご宗家さまのご報告からです。
 また、お話の中には、茶道門人の方々に茶の心を継承していただきたい。梶の会には年一度参加されること、後の二回は梶の会幹事を中心に会員で計画的に研究会を試み、修正すべきところは見直し、各支部へ伝達すること等おっしゃいました。  
 午後からは梶の会研究会です。来年が猿年のため、猿引き棚、寄り付きの作法を学習いたしました。翌日の課題は正午の茶事です。最初にご宗家さまより「茶事十三式」についてご講義がありました。そしてお茶事、挨拶から始まり、懐石、炭点前、濃茶、薄茶と進み、大変学ぶことの多い有意義な二日間でした。