緑美しい五月最後の日31日は、大濠日本庭園茶室にて松祐会全体での初めての正午の茶事勉強会を行いました。
お茶事は毎年各お教室でお稽古なさいますが、全過程を通して行うことはなかなか出来ず、会員の皆様より始めから最後までを通して欲しいという声があり、葉山先生からも梶の会で行った事ですし、一度、全てを通してお茶事をするようにとのアドバイスを受け、柳本先生を主客として亭主より案内状を差し上げ、それぞれお客はお返事を出すところから勉強を始めました。
又、せっかくですので、何か趣向を定めた方がよいと考え、正客より亭主が茶入を
頂いたと言う設定で進める事となりました。寄付も茶室も全てオープンにして、お役のない方は見学していただくというスタイルを取りました。茶室は12畳の大広間を4畳半に仕切り、小間の茶室をイメージして始めました。全てオープンのお茶事は初めてでしたが、前田先生の解説等が入り分かりやすかったとの感想をいただきました。今回は迎え付や手水鉢の扱い、草履の揃え方等について質疑応答がありました。お茶室はお客様と亭主の世界ですのでなかなか経験のできないことを、見ることができて良かったと参加者の声でしたので、今回の茶事勉強会は皆様の心に残る勉強会だったと思います。
又、機会がありましたらどのような形であれお茶事をしたいと感じました。
|