観月茶会に参加して
福岡支部 吉田万里子
 令和元年 9月28日大濠公園日本庭園お茶室で福岡支部松祐会の観月茶会が行われました。今回は 六本松本部茶室としてお借りしているエイリンビルの茶室を共に利用させて頂いているというご縁から、裏千家の志村宗恭先生、高取焼 第15代亀井味楽夫人をお迎えして、松祐会総勢23名の参加でした。お床は 心月公書「誦月吟花」のお軸、香炉、すすきの花生け、漆塗りの三方にお月見団子 という簡素なしつらいに心が洗われました。
 茶会は、泰松久美子支部長の挨拶から始まり、 原さんによる献茶、柳本佳寿美さんによるお濃茶へと続きました。点心をいただいていると 突然にわか雨が降り始め 日本庭園は瞬く間に雨の景色へと 変わりました。湿ったお庭を眺めながら、おふたりのお客様を交えての和やかな団欒が続き 最後に全員で薄茶をいただいて茶会が終了しました。
 今回水屋をさせていただいて 改めて感じましたことは、長年 福岡支部を支えて下さっている葉山先生(体調不良の為今回不参加)はじめ柳本先生、前田先生、壱岐の吉木先生(同不参加)方の大きな存在です。その有り難さ、存在の大きさに今更ながら気づかせて頂きました。支部にとっては、宝物のような貴重な存在です。先生方に心より感謝申し上げます。そしてこれからもご指導をどうか宜しくお願い致します。また、ご指導くださった先輩の皆様方に心よりお礼を申し上げます。