高校茶道部活動紹介
10月21日
平戸支部松華会:木下 早苗
【福祉健康まつり呈茶】

 雲ひとつなく晴れ渡った10月21日(日)、猶興館高校と北松農業高校は「平戸福祉健康まつり」(会場:平戸文化センター)において鎮信流の呈茶を行いました。 平戸瀬戸の雄大な風景を眺めながらの穏やかなお席でございました。 高校茶道部による鎮信流呈茶も秋の行事として定着しております。 部員にとっても,学校を離れて地域での活動に参加できますことは大きな励みとなっております。
 年々,来場される方が増え,呈茶席にも300名近くのお客様がいらっしゃいました。昨年も参加した部員もおり,その経験を生かして点前,お運び,水屋を分担し交替して呈茶を行いました。平戸支部会員,茶道講師はもとより,各校の部顧問の先生方も水屋のお手伝いをしてくださいました。適切な指示と励ましに各校の部員もしっかりと応え,緊張の中に和やかな雰囲気で一日を過ごしました。 各校の教職員,保護者,地域の方,御流儀の方々にもお出でいただき,励ましや労いの言葉をかけていただきました。今年は平戸高校が参加できず残念でしたが,来年は三校合同で20回目の福祉健康まつりを迎えることができるよう願っております。 
【北松農業高校】 【猶興館高校】

【長崎県立猶興館高等学校】
 猶興館高校茶道部は2年生6名,1年生5名で稽古に励んでいます。 9月9日(日)の文化祭で呈茶を行いました。例年にも増して残暑厳しい中でしたが, 保護者,同窓生,地域の方が多数お見えになり盛会に終わることができました。 永益会長以下平戸支部の会員もお出でになり部員を励ましていただきました。 心月公のお写真に見守られての呈茶は身の引き締まる思いがいたします。
 五月の鄭成功御献茶式の記念に頂戴いたしました台湾のお茶碗に, 平戸の歴史を思い浮かべながらのお席となりました。 会場の同窓会館玄関の花は,1年生の部員が協力して生け込みました。 お点前だけでなく,茶会のための諸準備や掃除,水屋の係の経験を通して, 他に対する気配りや労いの気持ちを育んでほしいと思います。

(講師 森 三佐子)

【長崎県立北松農業高等学校】
 11月17日(土)と18日(日)の2日間、「農業文化祭」が開催されました。 校内でお点前を披露する唯一の機会であり,二日間で200名を越える方々が生徒のお点前でゆっくりとお茶を堪能していかれました。 日頃,着付けなどしたことのない生徒も,3年生の指導のもと和服を何とか着こなしていました。 これからも伝統と文化を大切に思う心を育て,茶道部の活動を活性化していきたいと思っています。
(茶道部顧問)
 今年の農業文化祭は,私達3年生にとって最後の農業文化祭でした。 1,2年生の皆さんが,しっかりとまかされた仕事をしてくれてスムーズにお茶会を進めることができたと思います。 また,昨年以上に多くのお客様をお迎えすることができました。「一期一会」を感じることができた農業文化祭でした。(3年生徒)
(講師 福田 房江)