平戸支部高校茶道部活動紹介
 
福祉健康まつり呈茶
平戸支部/松華会
 
 10月19日(日)、猶興館高校と北松農業高校は「平戸福祉健康まつり」(会場:平戸文化センター)において鎮信流の呈茶をいたしました。 高校茶道部による鎮信流呈茶も秋の行事として定着し、部員にとっても,地域の活動への参加は大きな励みとなっております。 平戸市社会福祉協議会や平戸市役所など関係者が会場設営、撤収をしてくださり、多くの方々に支えられて呈茶を行うことができました。
 会場は多くの来場者で賑わいました。呈茶席にも300名ほどのお客様がいらっしゃいました。昨年同様、点前、お運び、 水屋を分担し交替して呈茶をいたしました。平戸支部会員、茶道講師はもとより、各校の部顧問の先生方も「生徒が主役」の姿勢に徹して、 温かく生徒の動きを見守って下さいました。
 各校の教職員、保護者、地域の方、御流儀の方々にもお出でいただき、励ましや労いの言葉をかけていただきました。

 
長崎県立猶興館高等学校
 
 猶興館高校茶道部は3年生5名、2年生6名、1年生6名で稽古に励んでいます。 9月7日(日)の文化祭で呈茶を行いました。厳しい残暑の中、保護者、同窓生、地域の方が多数お見えになり盛会に終わることができました。 永益会長や平戸支部会員もお出でになり部員を励ましていただきました。
 心月公100年祭の記念すべき年に、心月公や歴代の猶興館館長のお写真に見守られて、心月公ご幼少の砌のお軸(永益会長より拝借)、 100年祭記念の袱紗、蓬莱園の埋もれ木の香合という御流儀ゆかりの品で会場をしつらえた中での呈茶は、 部員にとりまして大きな思い出となったようです。3年生はお点前と案内を、2年生は水屋の総括と受付を、1年生はお運びと水屋を、 と各学年それぞれの役割を責任をもって行うことで、お互いへの思いやりの心を育み、協力し合ってものごとを創りあげる喜びを実感することができたのではないかと存じます。

<生徒の感想より>
 今年の文化祭は、3年生を中心に、1,2年生は水屋として活動しました。文化祭では、落ち着いた雰囲気でお点前をすることができました。今年の反省を生かして、もっとよいものにしたいです。
(講師 森 三佐子)
 
長崎県立北松農業高等学校
 
 去る11月15日(土)と16日(日)に、北松農業高等学校の農業文化祭が行われました。
 今年度は茶道部の3年生が10名と例年に比べて部員が多く、全員が和服を着装してのお点前となりました。 いつもの制服姿とは違い和服を身につけているだけで、茶道の雰囲気を醸し出していました。 来校の方々もさかんに写真を撮っていらっしゃったのが印象的です。
 和服を着た3年生があまり動くことができなかったため、水屋の準備を1・2年生に任せてしまいましたが、 仕事の手順を理解でき下級生にとっては、来年に向けての練習にもなりました。日頃からの練習が、本番に活かせることを学んだようです。
 文化部にとっては「農業文化祭」が最大の発表の場でありますが、茶道の精神はおもてなしの気持ちを持つことや礼儀を身に付けることにもつながります。 今後も部活動を通じて、社会に出ても恥ずかしくない礼儀作法を学んで欲しいと思っています。(茶道部顧問)
<生徒の感想より>
今年の文化祭では、週1回の活動を、10月中旬から自主練習を増やして週3回とし、お点前の稽古に励みました。 文化祭当日には、3年生全員が着物に身を包み、お点前を披露しました。着物でのお点前はなかなか好評でした。 月に数回しかない活動の中でお点前を覚え、今年の茶道部の活動は、とても充実したものでした。
(講師 福田 房江)