平戸松華会初釜
平戸松華会 木山 覚善

 寒も幾分緩み陽ざしの暖かさを感じた1月26日、新春の初釜の儀式が松浦家御私邸において会員19名が集い挙行されました。

ふと中庭に目をやると薄桃色の山茶花がこぼれんばかりの満開であり、一瞬見とれてしまい、心温かくなりました。

  床には天祥公のお軸、花入れには初梅が飾られ、ほんのりと春香漂う中、担当地区田平の吉野安麿先生のご挨拶と進行の下、西島桂子さんが御献茶を、御供えを木山が、水屋を西島泰子さんが行いました。

 静寂の中、清々しく御献茶が進み、そして各自拝礼へと。
 
私自身、心新たに精進していく事と一年の平穏を祈りました。
 その後、献茶お下がり呈茶と花びら餅をいただき、初釜の儀式を終えました。

 懇親会は会場を移し旗松亭へ、まず、永益会長からの新年のご挨拶と今年の諸行事の説明がなされ、特に四月の松洽会総会においては、平戸松華会が担当であることから、心を一つにしての成功を願う熱い想いがしっかりと伝わりました。
 
 そして乾杯。美味しいお酒とお料理を堪能いたしました。
 宴もたけなわの頃、恒例の福引が行われ、皆様とてもいい笑顔でプレゼントを受け取られていました。
 特に、今回担当地区であった吉野先生におかれましては最高の「松」。
 「何事もうまくいく」という今年の干支である午九頭が描かれたお茶碗を引き当てられました。
 最後に、来年の担当地区である平戸地区の谷川接子さんが挨拶をされお開きとなりました。