按針忌 |
平戸支部 松華会 永益 幹子 |
5月31日、前夜の雨もあがり、木々の緑が滴りそうに美しい中、遠来のお客様を大勢お迎えして、第21回按針忌が崎方公園のアダムスの墓前において行われました。 英国及びオランダ国国歌吹奏につづき、ウイリアム・アダムスおよび難破して沈んだ仲間の方たちにたいしての黙祷、続いて平戸市長、オランダ国総領事、英国総領事、ロンドン大学アジア・アフリカ研究所スクリーチ教授、メドウエイ市前市長、大英図書館の方々からの献辞がありました。 次に、ご宗家様がアダムスゆかりの臼杵市よりお持ちいただいた水でもって、 ご献茶を遊ばされました。ご献茶のお点前が進む中、尺八の演奏、アダムスが 日本から出した手紙のしみじみとした朗読もありました。その時黒い揚羽蝶が ひらひらと何処からともなく現れて台子のあたりを舞っていたのが印象的でした。 英国人慰霊碑へ参加者一同、真紅のバラを一本ずつ献花、その後、オランダ公園に場所を移しオランダ国国歌吹奏、黙祷、献辞、献花が同じように行われ、終了後、松華会がお客様に呈茶をいたしました。お菓子はカスドースでした。 |