大心茶会
平戸支部 松華会 髙橋 千東
すがすがしい秋晴れの10月25日(日)に大心茶会が、松浦史料博物館で行われました。松華会は、松浦家私邸での薄茶席と点心席の担当でした。今年は松浦史料博物館の60周年記念でしたので、それに因んだお席の設えとなりました。軸、棗、茶杓は博物館所有のものを使わせていただきました。軸は、二幅の江戸時代の宋紫石作で沢山のお花が描かれていましたので、シンプルに葉蘭のみの生花に致しました。棗は石州好みの面朱、茶杓は豊田家のものでした。
お菓子は60周年のお祝として、梶の葉と三つ星を紅白の落雁に、主茶碗も60周年にかけ合わせて、如月公還暦の記念の茶碗でした。
会長の永益先生が席主で、お正客の方々とのお話がはずみ、和やかな一席一席でした。

水屋も会員一同力を合わせて、お客様をお迎え致しました。
平戸秋の大祭の中、賑やかな街中とは対象で和やかで心地よい時を過ごさせて頂きました。
猶、茶会終了後、三川内陶工、中里太陽さんがオランダ国王に献上された水次と同型ののものを持参され、王室よりの感謝状とともに皆に披露されました。