素晴らしい五月晴れの5月27日、恒例の按針忌が営まれ、オランダ国総領事のヘラルド・デオ・ミヘルス氏はじめ、平戸市長その他、多くのご来賓、アダムスゆかりの臼杵市、横須賀市、はじめて参加の栃木県佐野市の方々、そして一般の方々が参列されました。
式はまず英国とオランダ国国歌が、東京二期会ソプラノ歌手の星野恵利さんの澄んだ声によって静かに始まり、多くの献辞が寄せられました。平戸市長、オランダ国総領事、メドウェイ前市長、大英博物館、ロンドン大学のタイモン・スクリーチ氏、ウイリアム・アダムス・クラブ代表ロビン・メイナード氏等の胸にしみこむようなお言葉の数々を、400年余り以前の世界の情勢に思いを馳せながら拝聴致しました。
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続いてご宗家様が、ウイリアム・アダムスが漂着した場所近くに、今もなお湧き出る臼杵市の水を使い、おごそかにお献茶をあそばされました。尺八の音が低く流れ、星野さんの祈りのような歌声も低く、静寂な中に緊張に満ち満ちたひと時でした。お供えは、オランダ国総領事でした。その後、総領事夫人ジェニー・スノーデン氏により碑文の朗読がありました。
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終わりに、参列者一同赤いバラを一輪ずつ献花、式典終了後オランダ公園に移り、呈茶を致しました。アダムス没後400周年にあたる2020年を目前に控え、アダムスの墓地が発掘され只今、骨や歯を分析、調査中との事ですので一日も早く解明がなされることを期待している所です。
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