鎮信公御祭茶 | |
平戸支部 松華会 森 三佐子 |
休耕田を活用した秋桜畑も満開となり、路傍や庭の石蕗の花も可憐に咲いております。11月13日(水)、松浦家にて鎮信公御祭茶を挙行させていただきました。4名という少人数でございましたが、それぞれ、協力して準備をいたしまして定刻に始めることができました。 今年も、いつものように挙行できましたこと、4月以降の行事に参加させていただき、平戸での行事も恙無く執り行われましたことを感謝申し上げ、今後の御見守りを祈念申し上げながら御献茶をさせていただきました。 大原副支部長の御供えの後、各自、御拝申し上げました。その後、お下がりのお茶と上用饅頭をいただきました。台湾献茶茶会の報告、東京のお初釜の案内、平戸支部初釜の日程の検討、近況など話は尽きませんでした。次の間に参加者が溢れるほどであった頃の諸先生方、諸先輩方のお姿が懐かしく思い出されました。 終了後、閑雲亭の設えを炉にいたしました。4月13日の心月公御祭茶まで向切の炉でのお稽古となります。季節の移り変わりを慈しみながら育まれた日本の心、感性を、愛おしく思うことが多くなりました。生活の形態や興味関心の対象も多様化している昨今でございますが、変化を柔軟に受けとめつつ、変えてはならないものを大切に守り、常の稽古や日常を積み重ねてまいりたく存じます。 |