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九州文化学園中学校 茶道 錦秋茶会 |
九州文化学園小学校・中学校 岡 楓子 |
学校法人九州文化学園中学校は、開校して6年目。これまでは「観月茶会」としておりましたが、今年度から「錦秋茶会」として、中学3年生が3年間の集大成を保護者へ披露しました。11月28日(木)、ようやく秋めいてきたさわやかな日に、心を込めて茶会を開きました。 7月に波佐見のろくろ体験で抹茶碗を作成し、今年は国語の書写の授業の中で、茶道で出会った心に残った禅語を色紙に書きました。9月からは、一人一役、細かい所作までお稽古を重ねてきました。 当日は良い緊張感の中での錦秋茶会となりました。生徒たちの緊張は、保護者の方々にも伝わり、凛とした雰囲気に包まれていました。 入学したときには、正座をすることもままならず、お点前や所作を身に付けることに悪戦苦闘していた生徒たち。錦秋茶会に向けての準備の中でも、いろいろな場面を想定して臨機応変に対応できるように、繰り返し練習をしました。お茶やお菓子を出すことだけで精いっぱいだった生徒たちも、当日は自信をもった表情で自らの心を表現することができました。 |
お点前の様子![]() ![]() お運びの様子 ![]() ![]() |
生徒の感想を一部紹介いたします。 ・最初はお点前が苦手で、先生に教えてもらいながらしかできなかったので、亭主には選ばれないと思っていました。しかし、選ばれてうれしかったと同時に、不安もありました。何度も何度も練習して、細かいことまで注意しながらお稽古をしていただいたおかげで、自信を持ってお点前をすることができました。 ・この3年間、「おもてなしの心」や「感謝の心を持つことの大切さ」を学びました。これからの生活の中でも、これらのことを忘れないようにしようと思います。そして、静かな空間を楽しめるような人になりたいです。 |