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「美人画」展での呈茶に寄せて | |
長崎支部松和会 中村雅子 | |
平成最後の年末から年始にかけてのお呈茶を長崎歴史文化博物館から、依頼があり支部でお受けすることとなりました。![]() 明治時代、絵画は女性の嗜みと教養とされ絵を描く人は家の中も整理整頓が出来、美的感覚にも優れ婦人として立派な人と評価されたことで女性画家隆盛の時代となったようです。そういえば私が娘の頃は嫁入り前の娘は嗜みとして、お茶お花は必須のお稽古事と言われ私もそれにならい今日に至っております。 玉葉は嗜みであったものがこうして作品となり時代を生き抜き観る人々に感動を与えるのは39年の短い生涯の中、内観的な鍛錬がなされ人生を生き抜く力があったと感じた次第です。 茶道においてもお点前と同時に内面の精進が最も大切と言われております。難しいことですが心掛けながら限られた時間の中努力して参りたいと思っております。 ![]() この様な会員の姿を後方でそっと見守って下さった出口先生のお姿が印象的でした。そして玉葉さんが再びこの地で甦られお里帰りの小さなお手伝いができましたことに感謝申し上げます。 |
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