![]() |
|
聖福寺四季釜春の席 | |
長崎支部 佐々木敦子 | |
![]() |
|
本席のお軸は観中公の御筆による「慎於言」。お花は桔梗口に黒蝋梅と芍薬を入れました。莨盆の代わりに人形台に三川内焼の達磨と唐子の人形をのせてお正客様の前に飾ってみました。お客様はたいそう珍しがって喜んで下さいました。茶席では皆様にマスクをしていただき席主もなるべく喋らないようにと心がけていたようですが、そういうわけにはいかず、お正客様との話もはずみ、時折笑い声が漏れ聞こえてまいりました。1席16名の薄茶席7席、118名の方が足を運んで下さいました。聖福寺の和尚様もお出かけ下さり、本席のお軸は今日の茶会にぴったりですとお声をかけて頂きました。長崎国際大学からも先生方、学生の皆さん13名も参加して下さりとても有難いことでした。「楽しいお席でした」と笑顔で帰られるお客様を清々しい気持ちでお見送り致しました。 |
|
![]() ![]() ![]() ![]() |