伝統文化佐世保こども茶道教室
佐世保支部長 松浦 純二

 今年もこども茶道教室が始まりました 。
 アルカス佐世保では、こどもたちへ茶道を通して日本の伝統文化や日常生活に役に立つ作法を学べる茶道教室を平成16年から開催し今年で11回目となりました。
 平成26年7月21日(月)10時から12時まで、初級、中級、上級と3クラスを担当している先生方の各クラスの状況を書いてもらいましたので以下ご覧ください。



<初級> 
           井上 三穂
 今日は、第2回目のお稽古です。 襖の開け方・閉め方、立ち方、座り方、歩き方、床の拝見、掛け軸・花・花入れ・香合の説明、袱紗のたたみ方、棗の清め方、を体験してもらいました。
 その後、お茶の点て方とお運び、お茶の飲み方、お菓子の運び方・取り方を2時間みっちりお稽古しました。
  子供8名に先生6名でしたので指導が行き届き、たくさんのことが勉強できました。
 また、こどもたちも熱心でよくできました。次回がとても楽しみです。



<中級>           河村 ノブ子
  中級は、受講2年目の4名の生徒さんです。
 中学生が1名、5年生が2名、4年生が1名で全員女児、学年もまとまっており、落ち着いたお稽古ができております。
 今まで割り稽古でしたが、次回からいよいよ点前に入ります。
 中級は、お運びから、点前茶碗がもどったところまでです。
 お茶碗が上手にもてなかったり、柄杓の扱いが難しい様子です。緊張の時間ですが、お茶とお菓子をいただいてようやく和んでおります。
 お稽古中は熱心で9月のお稽古を楽しみにしてくれています。
 私たち指導者担当4名も生徒さんの気持ちに応えられる様準備して臨みます。


<上級・・・3年目>    瓜生 陽子
 今回は、数寄屋茶室を使用し5名の生徒さんで薄茶点前のお稽古をしました。
 腰掛待合から露地にある蹲踞で手と口を清め、にじり口より茶室に入りました。
 初めての所作に喜び、また驚きながら楽しんでいる様子でした。
 お点前は、お茶を出すところまでの予定でしたが覚えの早い生徒さんには最後までお点前を指導しました。
 お稽古後、生徒さんに夏休みの目標を聞きながら、手作りのお菓子とお茶をみんなで頂きました。
 


<上級・・・4・5年目>   松浦 宰子
 今日は夏休みに入った海の記念日、2回目の子供茶道教室でした。
 4・5年目の生徒さんは4名ですが、今日は2名の出席でした。
 マンツーマンで薄茶のお点前を最初から最後まで2点前行いました。
 まだ、時間に余裕がありましたのでお菓子のお運び、取り方、お茶の頂き方、お茶碗の下げ方なども行いました。
 2人ともお点前の流れはほぼ理解されていました。
 次回からは正確なお道具の持ち方や美しい動きを主に指導していきたいと思います。