令和5年度こども茶道教室 発表会
佐世保支部 松清会 松浦純二  
   
 アルカス佐世保では「こども茶道教室」を2004年から開催しております。講師を地元の4流派で担い、今年は各流派でそれぞれ20名の子供達さんを受け持ち、6月から11月までの間、月1回小学3年生から中学3年生まで、初級と中級に分けて行いました。11月12日は今年度最後の教室で、お稽古の成果を保護者の方々に見てもらいました。  
   
長崎県平戸市はお茶に縁があり、1191年平戸港に帰り着いた栄西禅師が持ち帰ったお茶の種を播いたという冨春園という日本初の茶畑が今も残っています。平戸発祥の鎮信流を通して、礼儀作法やおもてなしの心を学んでもらっています。 今回のこども茶道教室は、こども達の礼儀正しい挨拶、お茶やお菓子を運ぶ姿、そしてこども達が点てたお茶を飲んで喜んでおられる保護者の姿を見て、指導された先生方も疲れを忘れるひと時でした。

主催者であるアルカス佐世保から参加者及び保護者のアンケートを見せてもらいましたので抜粋してみました。
1.参加者の声(こども達)
新しく知ることが楽しくて、先生方も優しくて良かった。
毎回たくさんのお菓子が出てきて美味しいお茶も飲めてよかった。
点前等難しかった所もありましたが楽しかったです。
2.保護者の声
家でもお茶を点ててくれるようになって私も楽しかった。
長崎に根付いた流派を学ぶことができ、有意義な時間を過ごさせることができたと思います。
「お茶を点てるのが上手ね」と褒められて嬉しそうにしていました
日常的にお抹茶を楽しんだり、着物を着たりできるようになったら暮らしが少し楽しくなると思います。