心月公献茶式に参列して
 
下関支部 松要会 廣中 洋和
 平成26年4月11日午後2時、下関市生涯学習センター内茶室にて行われた「心月公への献茶式」に参列させていただきました。教室に通わせていただき約一年になりますが、月二回の教室をよく休む(ズルではありません)ため、ずっと初心者のままです。

 そのような私ですので、次回は心月公の献茶式です、と言われても、はぁ、そうですか。という感じです。

 午後二時、会社を早退し教室へ向かいました。教室の諸先輩の方々は皆さん揃って紋付の着物で正装されていて、私にも、今日はスーツの上着を着るようにとのご指示があり身を正して参列させていただきました。

 床の間には心月公の遺影が飾られ、そして蝋燭が灯されてお茶室は普段と違う雰囲気が漂っていました。
 またいつもと違う設えで、先生の「今日は献茶式ですので正式な設え、道具を使用します」とのお言葉で、心月公の中興の祖としてのおはたらき、道具一つ一つが献茶式のために特別に使用する物であること等、解説していただき改めて茶道の奥深さを感じました。

 松岡様の献茶お点前で心月公に献茶し、参列者一同二礼二拍手一礼で拝礼。心月公に感謝を述べさせていただきました。
 献茶式も滞りなく無事に終えることができ、薄茶にて一服するときには緊張も解れ、皆様と楽しく談笑しながらお茶をいただくことができました。

 今日は初めての献茶式という厳粛な場に参列させていただき、茶道の「おもてなし」と「感謝」の心得というものに触れさせていただいた気がいたしました。