夏だより 松要会特別会員(奈良在住)からのお手紙 |
下関支部 松要会 浜谷 静枝 |
2020年7月24日突然、分厚い現金封筒と下記のお手紙が届き同封の壱拾萬円に驚きました。 お手紙の美紀子様は、祥月公様より七通りのお許しを頂いた方です。結婚され奈良に転居されるまで、共に仁田サチ子先生に指導をいただいた仲間。以来松要会員として鎮信流に繋がっていたいとの熱心な申し出に、特別会員として現在に至っております。 22年前、慈光院のご要望により慈光院にてご宗家様によるお献茶式、お茶会が催された時、また13年前下関支部担当で松洽会総会が行われた時、奈良から駆けつけ水屋を手伝って下さった大切な会友です。 転居されて以来、瞬く間に40年近くが過ぎました。かって共に鎮信流を学んだ時の“茶の心”と誇りを今も大切に、松要会の一員として支え励まし祈って下さることに、松要会一同力強く有難く感謝しております。 美紀子様は今、介護職の試験を受け、介護職員としてエッセンシャルワーカーとして大変な任務に真摯に向き合っておられます。 大切な仲間のよきお働きの上に、ご健勝と平安とご活躍をお祈りするものです。 「梅雨明けが待たれるこの頃ですが、浜谷先生は如何お過ごしでょうか、お伺い申し上げます。 常日ごろは、「松洽」を送って下さったり、名簿を送って下さったりと、お心にかけていただきながら、私の方はご無沙汰を致し申し訳ございません。元気に致しております。エッセンシャルワーカーですので、特に休みもなく、バスや電車に乗るときは、なるべく何も触れないようにして気をつけております。 世はコロナのニュースで溢れ返っています。奈良でもじわじわ増えており、本当にこういう時代が来るとは思ってもおりませんでした。昔、NHKの特集でパンデミックを取り上げた番組がありましたが、ああ、そういう事もあるのかと、危機感もなく眺めていたように思います。現実のものとなってしまいました。 そして、降って湧いたような特別給付金・・・・・ 長年の金額が私にとっては膨大で手に負えなく、ずるずるとそのままになっていた松要会の会費に当てさせてただくことにしました。申し訳なさから、お礼の電話をかけることが出来ないでおりました。言い訳ですね。足りるとは思っておりませんが、これからは遅れることなくお支払いしたいと思っております。本当に今までは、申し訳ございませんでした。大きな心で、「松洽」その他をお送り続けて下さった浜谷先生に深く感謝しております。有難うございます。こんな私ですが、どうぞ、お見捨てなきよう、伏してお願い申し上げます。何かの折には、お役に立ちたいと念じております。 山口でも、お隣の福岡県のことがあるので、新型コロナ気が抜けませんね。 妹様、松要会の皆様にもどうぞ宜しくお伝え下さいませ。 お暑さの折柄、皆様くれぐれもお体ご自愛下さいませ。 美紀子 」 此度の夏だよりは、コロナ禍による自粛ムード、自然災害による閉塞感、猛暑による消沈感のある昨今、お手紙が一服の清涼剤になればと希いお便りさせて頂きました。 |
|