近況報告
下関支部 松要会 浜谷静枝
 早々から初釜中止。8日の初稽古は大雪のため15日に、令和3年の活動はスタートしました。
15日、初稽古は5名でした。中野さんのお庭に咲いたお花。玄関に“蠟梅と水仙”。床飾りは「和敬清寂」に平戸大曲家茶室(心月庵)復元記念茶会(2010年5月7日)記念に頂戴した花器に“蠟梅と紅椿”を活け、気持ちを新たに始めました。
お互いに新年の挨拶を済ませ、令和2年の活動、会計報告(プリント)をして、初稽古に入りました。コロナ感染予防ののため、お濃茶は一人一碗とし、茶杓5杯の濃茶を練り上げる事の難しさを感じながら、交替で点前をし、一服ずつ美味しく頂きました。穏やかな雰囲気の中で、続けて希望者が薄茶点前をしました。皆、久しぶりの再会と会話を楽しみ、一年の幸せと健康を願い初稽古を終えました。
花びら餅は、一年の平安を祈って皆様にお土産としました。
22日の稽古は、下関市も感染者増加のため、大事を取って休会。残念ながら2月の稽古も中止としました。
そのような時、2月1日「松洽」を頂きました。
早速下記の手紙と共に、2月2日付けレターパックで松要会会員に送付いたしました。時間は充分あります。皆、ゆっくり拝読し糧にして下さることとおもいます。




「松洽」30号送付について
拝啓 春立つころとなりました。
コロナ禍自粛生活の中にも梅の蕾のふくらみに癒され希望を与えられます。
皆様お変りございませんか。ご健勝にお過ごしのことと拝察しております。
今日は節分、明日は立春と瞬く間に季節も時も流れています。
下関市の公共機関、公共施設共に17時閉館となり、コロナ感染拡大防止策がとられています。松要会の稽古も大事をとって2月は休会としましたが、様子をみながら3月を考えたいと思います。ご希望、ご意見がありましたらお申し出下さい。
昨2月1日、「松洽30号」が届きました。「松洽」になって30年が経っているのですね。継続の素晴らしさに感謝です。感染拡大の中、全ての行事茶会が中止となり、企画に苦慮されたようです。
ご宗家様の巻頭言、刻んで下さい。「心月公伝部分記載」「流祖松浦鎮信の心」など重厚な面白い内容になっていると思います。稽古の代わりにゆっくり熟読、“茶の心”を学び直すよい機会かもしれません。お点前だけがお茶でないことは皆様が一番よくわかっておられるとおもいます。
苦難は忍耐を、忍耐は練達を 、練達は希望を生むことを。今与えられている忍耐の時から新しい何かを学べたらどんなに幸せかと思います。  
くれぐれもご自愛下さいますように。安心して稽古ができる日が早く来ますようにどうぞお元気でお過ごし下さい‼
 小雪舞う 雀軒下 たのしげに
 しっかりと 安心安全 目に紅梅
 コロナ禍の合言葉
敬具     
      2021年2月2日
浜谷静枝  
            様