松要会初釜・初稽古
下関支部 松要会 浜谷静枝
 陽光の明るさに春近しを思わされる候となりました。
今は、「凬暖梅香」を楽しみあじわっております。
各支部の皆様にはお元気でお過ごしのご様子を拝見、素晴らしいと思います。
下関市もコロナ感染者急増に伴いすべての行事が中止、休会となりました。
下関支部もまん延防止策のため市生涯学習プラザは飲食禁止となり、1月14日の初釜兼初稽古をもって月2回の稽古は休会せざるを得なくなりました。
「和敬静寂」中野宅自生の“ひめあやめ、蠟梅”を平戸閑雲亭再建記念の花入れに活け、気持ちを新たに濃茶一服点で順番にお点前をし松琴堂“福寿草”で一年の平安を願いました。その後薄茶を“にらみ寅、麩せんべい”を頂きながら各々抱負を語りました。

少数、高齢者の松要会ですが、この難局をなんとか乗り越えなければと元気で声をかけ励ましあっております。 梅の蕾のふくらみに希望を感じ、季節の変化に喜びをみいだしながら、無いものを数えるのではなく、有るものを数えて活かそうと明るく声をかけあっております。小支部ならではの事かもしれません。それはそれで幸せだと感謝しております。今できることに誠実に向き合い支えあっていきたいと思っております。
“花びら餅、大福茶”は一年の平穏と健康を祈ってお持ち帰り頂いております。
オンライン稽古ご指導に感謝しながら、老骨にムチ打って学んでいこうと意気込んでおります。

おくればせながら新春のお慶びを申し上げます。
お会いできる日を楽しみにしております。