心月公御祭茶
下関支部 松要会 浜谷静枝
 恵の穀雨に輝きを増したみどりに癒される夏日の2022年4月22日、飲食禁止解除になった久し振りの学習プラザ茶室にて、遅くなりましたが心月公御祭茶を護りました。
重いものを持てない事もあり、学習プラザで保管の仁田サチ子先生が使われていた台子で朝倉敦子さんが心を込めてお点前、中野くみ子さんがお供えを致しました。
二拝二拍手一拝、鎮信流の繁栄とコロナ終息、ウクライナの一日も早い平和的解決を祈念してお祭茶を終えました。 全ての窓・戸口を開放、爽風を感じながら、心静かに感謝の一刻を過ごさせていただきました。 その後設えを改め、軸を「山は長く春を見る」に。花は中野宅自生の白蘭一輪。天祥公三百年遠忌追善記念の棗「山櫻」を手に緊張しながら心を込めて中野くみ子さんが薄茶点前を。
奇しくも前日、奈良在住の特別会員原田美紀子さんよりいただいたお手紙を披露しながら、主菓子〝惜春〟をいただき、奈良からの励ましに有難く感謝しました。共にいつまでもお茶の心を大切にと美紀子さんのご健勝とご活躍を願い、穏やかな時を過ごしました。
平穏な日々が一日も早く回復しますよう心より願っております。