初釜式 |
宇和島支部 松風会 小島和子 |
1月21日(日)、思わず身の引き緊まる強霜の朝、太陽が昇るにつれ気温も緩み、麗かなお日和と変わり嬉しうございました。会員の皆さんは開会30分前にはご参集。午前11時から市内選佛寺で初釜が始まり、支部長の年頭の挨拶、続いて4月の宇和島総会の大綱が示され、全会員の一致協力をお願いされました。早速、会員一同お客様に対し、誠心誠意おもてなしすることを話し合い、確認し合い、会員相互の絆の強さを誇りに思いました。まずは幸先のよいスタートでした。 点心をいただき、屠蘇酒で乾杯。その後、2席に分かれての茶会となりました。茶席は松竹梅の御棚を用いた続薄茶。お掛けものは、前大乗寺老師の書「夢」。宇和島総会の成功と鎮信流の末永きご発展を願う全会員の夢の実現を読み解きました。お花はピンクの椿と蕾の膨らむ白梅が「夢」の雰囲気を豊かに表現しているようでした。 お菓子は紅梅(ぽっぽ製)とお干菓子戌の春(鼓月製)を美味しく頂戴しました。 午後の日差しが茶席にも注ぎ、真心のこもったお点前に心温まり、寛いだ主客の語らいに和み、楽しく盛り上がった茶席でした。最後に全会員で記念写真を撮影。午後3時過ぎ、めでたくお開きとなりました。 「今年の初釜は清々しく本当に充実したお茶会でしたね。」と皆さん満面の笑み。今後の精進を誓い、帰途につきました。 |
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